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12/10 15:18
「暑い」
セミがやかましく鳴いている。
夏のある日、俺は娘二人を連れて青森から秋田の片田舎に引っ越してきた。妻(真歌)は帰宅中信号無視の車に轢かれて死んだ。先月の話である。周りの同情や哀れみの視線が嫌で住んでいた家を売り逃げるように来た。
娘(以下、真由)「あー疲れたー。すっごい田舎だね」
娘(以下真奈)「なんで引越したの?」
俺「新しい生活を始めてみようかなって。それにお前ら前引越ししてみたいって言ってたからな」
明るく娘達に余計な心配をかけけないように。
俺「家具はもう家に着いてるから荷解き手伝ってくれ」
娘達「うん!」
あまり道具がなかったため荷解きはすぐ終わった。娘たちは長旅で疲れて寝ている。2人を起こさないよう夕飯の準備を始める。
18時に夕飯を食べ始め19時に三二で風呂に入って20時には眠りについた。
俺(挨拶回りは明日にしよう)
と眠りについた
次の日隣人に挨拶をして回っり隣人の最後の家に足を運んだ
俺「すみません昨日越してきた長谷川です。これ青森のリンゴです」
隣人「おーこれはご丁寧にありがとうね」
隣人は85歳の山田という人物だった
山田「1人で越してきたのかい?」
俺「家娘二人と。」
山田「奥さんは?」
俺「死別してしまって」
山田「すまない辛いことを聞いたね」
俺「大丈夫です。これからよろしくお願いします」
笑顔で愛想良くそういった
山田「そうだ近々そこの山で祭りを行うんだそこに行ってご覧きっと後悔はしないから」
俺「はい。行ってみます」
家に帰ると真由と真奈が起きていた
真由「父さんどこ行ってたのてたの?」
俺「挨拶回りに行ってきた」
真由「ふーん」
真奈「お父さんお腹空いた」
俺「ああ今作るから待ってろ」
月日がたち山田が言っていた祭りの日が訪れた。娘たちは浴衣を来てはしゃいでいる。隣人に気つけてもらっのだ。
屋台が並び楽器が音を奏ている。ヤグラの上にいた男が
男「今から黄泉周りを始めます」
と大声で言った。
山田「おお始まるよ俺くん」
と突然後ろから山田が話しかけてきた。
俺「始まるって踊りがですか?」
山田「いいや違う」
山田はニコニコと笑っている
怪訝な様子でヤグラの周りにいる人たちを見ると最初より増えている。すると突然近くにいた娘たちが
「お母さんだ!」
と走り出した。
そこには、人生を共にあゆむと誓った人、大切な人、もう会えないと思ってた人。
真歌がいた 。俺は走り出した、真歌の方に。子供やのように泣きながら。
俺「ごめん、ごめん真歌、守れなくて。俺があの日買い物なんてお願いしなかったらお前は」
娘たちがキョトンとしてる横で俺は泣いていた真歌は俺の頭をなでながら泣いていた。そうして真歌が口を開く
真歌「私の方からもごめんね。この子達を置いて先に行ってしまって。でも大丈夫私が惚れた男はどんな逆境も立ち向かってた人だもん」
と生前の笑う時2神を触る癖も出しながら笑っていた。俺もそれにつられて涙を流しながらないていた。娘たちが
真由「お母さん聞いて聞いて」
真奈「私も聞いて」
とあしものにずかりつく。そんな光景が15ほど続いた。
真歌「そろそろ終わりみたい。それじゃね真由、真奈。子育て頑張れ貴方」
そう言うと真歌は人混みに入っていき見えなくなった。
山田「奥さんには会えましたか?」
とニコニコしながら聞いてきた。
俺「はい。でもなんで?」
山田「この祭りはあの世とこの世の人が互いに会いたいと思う気持ちを叶えてくれる祭りなのです。」
俺「そうなんですか。ありがとうございますこの祭りを教えてくれて」
俺の気持ちは爽やかだったこれから先どんな事があっても娘たちを守ろうそうしてあっちに行ったは真歌に言うんだ
2人は立派に育ったよと

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